今日の韮山反射炉

5月4日のGWまっただ中、地元の伊豆の国市の韮山反射炉を含む「明治日本の産業革命遺産」を世界文化遺産に登録するよう、国連教育科学文化機関(ユネスコ)の諮問機関国際記念物遺跡会議(イコモス)が勧告したと発表されました。これで6月28日からドイツ・ボンで開かれる世界遺産委員会での正式決定に大きく前進したようです。登録が実現すれば、本県関係では「富士山」に次いで2件目の世界遺産誕生となります。

ということで連日盛況であるという話を耳にする同地をちょっと覗いてみました。

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まず目に飛び込んできたのは観光バスの多さです。平日に何度か訪れたことがあったのですがいつもガランとしていており、今日に限っては6~7台の観光バスが停まっておりびっくりしました。

 

 

 

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続いて反射炉です。これもまたビックリ。観光ガイドさんを取り囲むお客さんのかたまりがいっぱいです。平日であるにも関わらずこんな光景は初めて見ました。

改めて世界遺産という注目はすごいと思いました。ついでなので今回の世界遺産勧告について以下の通り静岡新聞の記事を抜粋しました。

IMG_1982 「明治日本の産業革命遺産」は韮山反射炉をはじめ、旧集成館(鹿児島市)など8県11市にまたがる23施設で構成される。官営八幡製鉄所(北九州市)、三菱長崎造船所のジャイアント・カンチレバークレーン(長崎市)など現役で稼働している施設も含まれる。イコモスは「西洋技術を積極的に改良して日本のニーズや伝統に適合させ、わずか50年余りという短期間で本格的な産業化を達成した」と歴史的な価値を評価した。「九州・山口と関連地域」とのサブタイトルを「製鉄・鉄鋼、造船、石炭産業」に変更し、老朽化が進む軍艦島の保全対策などを2018年の世界遺産委で報告することも求めた。同遺産は2009年に「世界遺産暫定一覧表」の記載リスト入り。韮山反射炉は11年、構成資産候補に追加された。世界遺産委員会では、日本やインド、ドイツなど21の委員国が審議を行い、登録の可否を決める。新規推薦案件の審議は7月3〜5日(現地時間)を予定している。
 日本が推薦した候補で過去に登録勧告が覆された例はない。だが今回は委員国の韓国が「朝鮮半島出身者を強制労働させた施設がある」と強く反対しており、審議が紛糾する恐れもある。国内の世界遺産は文化遺産14件、自然遺産4件。昨年は「富岡製糸場と絹産業遺産群」(群馬県)が登録を果たしている。

 

 

続いて同敷地に隣接している建物の状況です。

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近くにお茶摘み体験ができますよ~というタベストリがありました。

 

 

 

 

 

 

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お土産どころの入ったすぐの場所には、最近は日差しが強いせいかこんな商品が..

 

 

 

 

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現在は工事中ですが7月に入るとすぐそばにこんな建物ができます。

来年にはビジターセンターの建設も予定されているそうです。

 

 

 

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工事の進捗状況はこんな感じです。

 

 

 

百聞は一見にしかず。まだ行ったことがない方(特に地元の方)はとりあえずどんなものか行ってみましょう!7月には正式に発表されるみたいです。

ちなみに夜はホタル観賞会がこの付近で行われているようです。

今年の夏休みはこの付近は熱くなりそうですね。

そんな時にパラソルがあるといいですね~?!