丹那トンネル工事慰霊碑(函南側)

近くて意外と知らない場所を最近散策することが好きでチョット調べてみました。熱海~函南間をつなぐ丹那トンネルという8000m弱のトンネルがあり、この工事が難工事であって当時は多くの犠牲者を出したとの情報だけありました。以前熱海市の方にあった同慰霊碑があり寄ってみたことがありましたが函南側にあることも知り見てみたいと思い探しあてましたのでご紹介したいと思います。

場所は函南駅からの案内となります。

函南駅(南口しかない)を出て左折します。
駅前ロータリーから少々下っております

その前に駅前に観光案内看板がありましたので見てみましょう

慰霊碑の案内はありませんでした
さて、さらに下っていき高架橋の手前を右側に歩いて上ります(車不可)
さらに進むと左側に案内看板がありました。この鎖を開けて奥へと向かいます。

そこから30mくらい進むと右側の階段の上にこんな感じで慰霊碑が現れました

慰霊碑が向いているその方向には線路があり、電車・新幹線の安全を見守っているかのようです。

ちょうど新幹線が通過しているところです
慰霊碑のアップ写真です

調べてみると事故による犠牲者67名のうち熱海口31名、函南口36名の碑が建立されているそうです。

ちなみになぜこんなことを調べてみようかと思ったかというと、

現在リニア工事の件で静岡県とJR東海が水問題をめぐって折り合いがうまくついていないとの報道をよく拝見していたので、そんなにトンネル掘ると水が出てくのかな?と単純に疑問をもって調べていたら身近にある丹那トンネルに行きついたという感じです。

このトンネル工事ではやはり大量の水が噴き出て、工事前に丹那地区(丹那盆地)では当時わさびや稲作を行っていたものが水不足になり、酪農中心の業態に変更したという話らしいです。

そういった意味で物事には常に因果関係があるんだな~と思い、ビジネスでもさまざまな角度から検証する大切さを気づかされます。

同時に賢者は歴史から学び、愚者は経験から学ぶという言葉を思い出す1日でありました。

伊豆へお越しの際には一度立ち寄ってみてはいかがでしょうか?